鍋谷スト日記 (nabetanisuto)

1968年生まれのオッサンローディー。6年間のインドネシア海外赴任を終えて落ちぶれた体を元に戻すべく奮闘中!鍋谷ストの名前は大阪-和歌山間の鍋谷峠でジテツウしていた事に因んで付けたけど、引越してからはR310金剛トンネルでジテツウ…既に何も因んでないがそのまま鍋谷ストでw  病んでる心臓を労わりながらボチボチ走ってます。

ターマック OSBBの巻

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SPECIALIZED S-Works TARMAC SL4 のBB規格が何かややこしい…
BB規格の種類が最近増えてきて雑誌でも取り上げられているようですが、OSBBという規格は載ってません
これってどの規格に属するのか気になってたので測定することに


Enduro社 ZERO Ceramicのベアリングを挿入した黒い樹脂製のカラーをフレームに圧入してます





そのカラー越しに測定すると約68㎜(オモチャのノギスなんでコンマ台は割愛)





カラーよりベアリングが奥に入り込んでいるのでここも測定し…




約2㎜という事は…S-Works TARMAC SL4のOSBBシェル幅は64㎜になりますね




今月号に載ってたBB特集の中のプレスフィットBB(BB30)が一番近いが幅に違いがあります
これはベアリングを挿入した外−外寸法が68㎜


という事はSRAM RED BB30のクランクをそのまま付けてもBBの幅が狭いため4㎜ほど動いてしまう事になりますね







ここで重要ポイント!REDクランクのBBシャフト付け根部が少し凹んでます






この部分を測ると36㎜ほどでしたので軸径である30㎜〜36㎜間は凹んでいることになる?
このままの状態で取り付けるとベアリング内輪がその凹みにハマってベアリングシール部、
もしくは外輪を押してしまい回転の支障となるばかりかベアリングを破損させてしまいます
(実際に取り付けたら回転が悪くチェーンを外した状態でブン回しても2回転少々で止まりました)





ベアリング内輪の外径は33㎜(測り方が本来の測り方とは違いますが見やすくするために写してます)





ベアリング外輪の内径は39㎜





厚さ1.0㎜の特殊スペーサーの内径は勿論30㎜で外径は元々40㎜あったものを37㎜に削りました
(これを2枚製作)





画像は左クランク側ですが右側も同様に特殊スペーサーを入れてます
見ての通りベアリングの性能をスポイルする事無くスペーサーとしての機能を果たします





今回使用したスペーサーは5.0㎜…





プラスこのウェーブワッシャーと呼ばれるもの





なにがウェーブかというと、このように波打ってます





ウェーブワッシャーを最後に入れてクランクを締め込んでいきます





まだ大きなウェーブが見えてます





ウェーブがかなり小さくなったところでクランクが完全に締め込まれました
因みにウェーブが完全に密着してしまうと過度の力がベアリングに掛かり破損させてしまうのでウェーブを残すように使うんだと思います
ウェーブを残しすぎると左クランクを踏み込んだときにBBに対してクランク全体が右側にズレます



この状態で目一杯回すと10回転ほど回りました〜♪




今回使用したスペーサー達です




ガチに締め込んで隙間が0.3㎜以内に収める事が出来ればウェーブワッシャーは不要かも知れませんが、
その辺を簡単に済ませるためのパーツなのかも…




この特殊スペーサーは0.1㎜単位で持っているので今度試してみてもいいかな?
あまりにも多数のスペーサーが入っているのでキッチリした寸法が出たらワンオフで専用スペーサーを作ってスッキリさせたいです





断っておきますがこれは鍋谷ストが勝手に解釈して勝手に施した手法です
万が一、マネをされても責任は持てませんのであしからずw
(←誰も参考にせーへんから心配いらんかww)